最後のCはカットですが、これはどういう評価なのでしょう。
- コンシェルジュ
- ダイヤモンドはカットによって輝きが大きく変わってきます。カットは4Cの中でも、唯一人の手によって変わってくる部分なので、原石の輝きもカット次第なんです。
カットがダイヤモンドの価値に大きく影響するなんて意外です。
- コンシェルジュ
- 光をどれだけ反射、屈折させて輝かせるかはカットが重要なんです。ダイヤモンドの一番一般的なカットであるラウンドブリリアントカットのランクは、上からEX(Excellent)、VG(Very Good)、GOOD、FAIR、POORに分かれます。
カットについて伺っていたら、稲葉さんがなにかを取り出しました。
- コンシェルジュ
- ダイヤモンドのハートマークとアローマークというのはご存知ですか。これは宝石を鑑定する専用のスコープで見ていただければすぐに判ります。プロポーションと対称性が正確にカットされているダイヤモンドは、表側に白く輝くアローが、そして裏側にはハートが現れるのです。
それは初めて聞きました。ちょっと見せていただいていいですか。
正確にカットされたダイヤモンドをこのスコープで覗けば、アローとハートが現れるそうですが…
なるほど! はっきりとしたハートとアローが確認できました。これだったら素人の私でも品質の良さがわかります。
- コンシェルジュ
- ハートとアローが出るEXクラスは特別にTHAEX(Triple Heart & Arrow Excellent)と呼びます。銀座ダイヤモンドシライシでご用意しているダイヤモンドはすべてご自身の目でご確認していただくことができます。ぜひスコープでその品質を確認して下さい。
正確なカットがされたダイヤモンドであれば、このようなハートとアローが見られます。
ダイヤモンドに4Cという価値基準があることはよくわかったのですが、ではそれを誰が鑑定しているのかが気になります。
- コンシェルジュ
- 銀座ダイヤモンドシライシでは自社での鑑定はいたしません。A.G.Lという宝石鑑定団体に加盟した鑑定所に全て依頼しています。
自社や関連会社ではないのですね。
- コンシェルジュ
- もちろんです。万が一鑑定が甘くなってしまうようでは鑑定の意味がありませんから。第三者の公平な鑑定をすることで、より厳格な鑑定基準を保っています。
それを聞いて安心しました。
鑑定結果はこのように表記されています。
このダイヤモンドは、重さが0.263カラット、カラーがF、クラリティがVS1です。
- コンシェルジュ
- このようにダイヤモンドは4Cの評価があり、それぞれのバランスで価値が決まってきます。ご予算や4Cのどれを優先するのかなどを、我々コンシェルジュにご相談いただき、一番納得のいくものをじっくりとお選びいただければと思います。
とても勉強になりました。今日はどうもありがとうございました。